―私は1日だけ人間になる権利を与えられた―
気がつけば、周りには花畑が広がっていた。私はここがどこか分からずにあたりを見渡す。
そこに、羽の生えた…そう、天使みたいな人が現れた。
「貴方は死んだ」
「…私は…死んだ…?」
「そうよ。貴方は生前に良いことをしました。だから、特別に選択肢を授けましょう。
1日だけ人間になるという選択肢です」
私にはやり残したことがある。
あの子に伝えてないことがあるの。
episode.1 - 少女の語り
episode.2 - 少年の語り
episode.3 - 天使の語り
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