「それ」に囚われた世界で狼は嘘をつく。

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この度2015秋M3にて頒布しました本作品『嘘吐きオオカミ』のなかに、ディスクが認識されない不具合があることを確認しました。もしお手持ちのCDがこの不具合により聞けないという方は、不具合お問合せフォームからご連絡ください。

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あらすじ

ある日、主人公・有峰仁は大神麗子の父・大神勝治に「羊飼い」の器となるように言い渡される。

「羊飼い」とは、オオカミの力を持ち扱うことができる「狼」を覚醒させるために必要な存在であった。
覚醒させるためには、「羊飼い」の他に「羊」の器も必要となる。

「羊」の器に抜擢されたのは、「狼」である大神麗子の専属執事・小山瀬名。
三人は同じ高校に通う同級生でありクラスメイトだった。

「オオカミの力」を継承してきた大神家の者だけがなれる「狼」。
オオカミの力とは、嘘をいえばそれが現実になるという一種の預言的な役割を果たすもの。
過去に起きたことは変えられないが、未来のことはいくらでも変えられる力だった。
それゆえ、いつからかは定かではないが密かに国家権力を握る重要な役割となってきた。

「羊飼い」の有峰仁、「狼」の大神麗子、「羊」の小山瀬名。
今回も、今までと同じように「狼」が覚醒する。……はずだった。
「羊飼いの少年」はその覚醒を望まなかった。

「貴方が背負っているものは他の人よりも大きい」
「影響されちゃった」
「なんで、そんな辛そうな顔をするんだよ」

本当の狼は、嘘をついた羊飼いの少年は、誰だ？

―誰かの、誰かのための世界で、俺たちは今日も生き続けている。

登場人物

有峰　仁　（ありみね　じん）　　CV.ひげ太郎

有峰仁
16歳、高校2年生、男性
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頭の出来は普通、家庭の環境も普通な、そこらへんにいる平凡な男子高校生。
なのに大神家の令嬢も通う有名私立校に入れた運の強さもある。
本人はお気楽思考で、単純な思考回路を持つおばかな人。
考えるよりは行動するタイプで、難しいことを考えるのは嫌い。
素直だが、考えなさすぎでもある。
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家族構成：父（孝二）、母（葉月）、姉（蘭）

大神　麗子　（おおがみ　れいこ）　　CV.紅原ユウ子

大神麗子
16歳、高校2年生、女性
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名家・大神家の令嬢、三女にあたる。名前の通り麗しく、容姿端麗で頭も良い。
お金持ちなせいか、金銭感覚が人とずれており、お財布は瀬名に管理してもらっている。
見た目とは違い、気さくな性格をしておりおちゃめな一面もある。
感情豊かで、喜怒哀楽が顔に出やすい。そして涙もろい。
器の証である「腕輪」が拒否反応を示さなかかったため、「狼」となることに。
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家族構成：父（勝治）、母（聡子）、長女・姉（清子）、次女・姉（貴子）

小山　瀬名　（こやま　せな）　　CV.更科真都　／　有村まよ

甲斐瀬名
16歳、高校2年生、男性　大神麗子の専属執事
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代々大神家の執事をしてきた小山家の次男。すらりとした体格だが意外とスタミナがある。
執事として様々なことができるよう、何でも勉強し麗子に尽くしてきた。
仁のことは麗子に近寄る薄汚い虫だと思い、何かあれば殺そうとしてくる（本気ではない）。
喜怒哀楽をあまり表に出さないクール少年だが戦闘の時は人が変わる。
武器マニアで小型拳銃とナイフは常備携帯している。
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家族構成：父（翔栄）、母（晴美）、長男・兄（拓哉）

大神　勝治　（おおがみ　まさはる）　　CV.青葉

56歳、男性　大神家第17代当主
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大神家の第17代当主であり、麗子の父親。威厳がある。
いつも不遜な態度をとるが、これは「大神家」だからこそである。
娘・麗子が狼となれるようにと、仁と瀬名に器になるように命じた本人でもある。
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小山　翔栄　（こやま　しょうえい）　　CV.浅沼諒空

45歳、男性　大神勝治の専属執事
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小山家の主であり、執事・メイドを取りまとめる執事長も務める人物。
息子である拓哉や瀬名のことを大事にしており、勝治とは反対に温和な雰囲気をまとっている。
「狼」のことは分かってはいるものの、瀬名が羊の器を引き受けたことを心の中では悲しんでいる。
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