はじめに

お世話になっております、a sea route(略称asr)主宰の須藤水波です。


先日は「嗚呼、神の祝福を」のCV様募集に多数のご応募をいただきまして、ありがとうございました。選考が終わり、お願いしたい方へのご連絡が完了しましたので、本ページにて結果を公開させていただきます。


選考にあたっては、キャライメージ、声質、演技(抑揚・滑舌含む)、全体の声のバランス、応募音声の形式をもとに選考いたしました。
また、選考が難航したことから、マユコ役・有村蓮様にも協力していただきました。


最終的には、「全体の声のバランス」を考慮しています。そのため、とってもいいお芝居で、お願いしたいけれど、声のバランスが合わないことから、今回は泣く泣くお願いするのを断念した方もいらっしゃいます。


結果が希望通りでないことに落ち込まれるかもしれませんが、「今回は」そうであったというだけです。次回以降、こちらからお声がけするかもしれませんので、その際はぜひお力添えいただけましたら幸いです。


お待たせいたしました。
選考の結果、下記の方々にご協力いただくこととなりました。




選考結果

応募者様数:30名様、総件数:63件

以下、お名前を記載させていただいています。リンクをクリックすると担当となった方の応募音声が聞けます。

内峰アヤト 件数:13

渚 舞希様

10歳という設定からか、最初の「しげちゃーん、柿をもらいにきたよ〜。入っていいー?」をかわいい声で言う方が多かったです。あくまでもアヤトは少年なので、明らかに少女と思える方は除外させていただきました。とはいえ、須藤好みの少年ボイスがたくさんで、とても悩みました。

渚舞希様を選ばせていただいた理由は、きちんと少年に聞こえること、「はなして! 僕は、村の外にでなきゃいけないんだ!」の台詞が強かった、外に出ないといけないという強い意志を思わせるものでした。かわいすぎず、生意気そうな部分もみえ、アヤトにぴったりだと思い、決めさせていただきました。


早乙女シオリ 件数:17

猫守 よもぎ様

シオリが一番、選考が難航しました。第一段階として重視したのは「巫女」のシオリが「丁寧」であることでした。そして、その次の台詞と声が違わないこと、声は同じなのに喋り方が違うという不思議な部分をさらっとできているかどうか。 また、細かい部分でいえば、最後の叫びが「きれい」であること。ぶれない声、芯の通った声、迫力。それらを考慮して2名まで絞ったものの、甲乙つけがたく、決められずにいました。

最終的には声のバランスを考慮し、他の男性・女性陣キャスト様の地声などが低音の方が多いので、多少テンションの落差があってもシオリという女性キャラクターとして存在感を出していただけると判断し、猫守様に決めさせていただきました。


永瀬巡査 件数:8

鏡玲一様

男性キャラクターですので、低音か高音か迷いましたが、結山巡査やシオリの父が低音なので、高音の方がいいということになり、その中でも安定して演技ができていた鏡玲一様に決めさせていただきました。
明るく軽そうな雰囲気がとてもよかったです。


結山巡査 件数:7

おーたむ様

応募音源を拝聴した瞬間に、「結山だ」とつぶやいてしまったほど、理想とする結山でした。
低音で、落ち着いていて、含みのある面もみえ、永瀬とは正反対のようなキャラクターで……、ほとんど即決でした。結山は作中で様々な動きがあるのですが、おーたむ様の演じる結山を聞いてみたいと思い、決めさせていただきました。


南戸叶 件数:13

茶祖(ちゃそ)様

応募音源を拝聴した瞬間に、あまりの南戸叶像にぴったりのお声で動揺してしまいました。
南戸叶自体のイメージは特にしていなかったのですが、ちょうどいい高さの少年ボイスで、演技も申し分ないので、決めさせていただきました。


シオリ父 件数:5

ヨッシ~バラン様

1名さまでもご応募があれば…と思っていたのですが、結果的に5名の方に希望していただきました。ありがたい限りです。
50代という設定ですがおじいちゃんではなく、どちらかといえばおじさんの部類です。お兄さんをちょっと老けさせた感じでも構わないくらいのお声を想定していました。
応募台詞が長文だったからか、ナレーションのように読まれる方が多かったです。そのなかでも、ヨッシ~バラン様演じるシオリのお父さんは、長文でも安定して読めており、聞いている側としても聞きやすく、飽きない言い回しでした。朗読とも少し違う、話している相手がいることが明確にわかる表現でしたので、ヨッシ~バラン様に決めさせていただきました。


制作・決定済みキャスト

【制作】
企画 a sea route
脚本、他 須藤水波
絵    泥縄アンダーバー様

※イメージ絵は五百式立ち絵メーカー様のをお借りしています。

【決定済みキャスト様】
八ヶ瀬マユコ役    有村蓮様

さいごに

結果は以上となります。


たくさんの方に応募していただけて、贅沢にも悩むということができました。お時間を割いて応募をしてくださった皆様、ありがとうございました。

「嗚呼、神の祝福を」は、2024年春リリース予定です。
今後とも本作とa sea routeをよろしくお願いいたします。

改めまして、ここまでお読みくださり、ありがとうございました。


a sea route
須藤水波